香港で日産「NV200タクシー」お披露目=2月デビュー、年内に200台

香港のタクシー会社、シンキャブ(星群的士)は1月28日、香港で初めてとなる日産「NV200タクシー」の披露式典を開催。今年2月に第1弾として20台が正式デビューし、5月までに50台、年末までに合計200台を投入するとしている。

日産「NV200タクシー」は世界販売されている多目的商用車「NV200(日本名:NV200バネット)」をベースに開発されたもので、すでに米国・ニューヨークで採用された実績があるという。

香港の日刊紙「アップルデイリー」が1月28日夜に電子版で報じた。今回、香港デビューが決まった「NV200タクシー」は乗客4人定員で、トランクルームにスーツケース8個を収納できる。また、車輌後部にスロープを備え、車いすも直接載せることが可能。車体の両側はステップ付きのスライド式のドアとなっており、高齢者や子供も乗り降りしやすいよう工夫されている。

なお、燃料はガソリンLPGとガソリンの併用。エンジン駆動時はガソリンを使うが、その後、自動的にLPGに切り替わる仕組みという。燃費については従来のLPGタクシーと変わりないが、排出ガスは8割減とのこと。

車内設備では、USB充電ソケットとWi-Fi接続サービスを提供。運賃支払い時にクレジットカードも使用できるという。

香港のタクシーは、大半がトヨタ「クラウンコンフォート」で、最近では中国BYDの電気自動車「E6」も一部で導入されている。

香港で間もなくデビューとなる日産「NV200タクシー」(写真:星群的士ウェブサイトより)

香港で間もなくデビューとなる日産「NV200タクシー」(写真:星群的士ウェブサイトより)

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