マカオへ向かう機内での窃盗「半減」も被害額7800万円=14年

カジノやショッピングを楽しむため、多額の現金を携えてマカオを訪れる旅客も多い。マカオ治安警察局によると、マカオへ向かう飛行機の機内における窃盗件数は2013年に165件を記録したが、2014年にはおよそ半減となる83件だったという。しかし、被害総額は522万パタカ(日本円換算:約7800万円)にも上った。

マカオの政府系放送局TDMが2月28日のラジオニュースで報じた。治安警察局によると、機内窃盗犯の大半が中国本土籍の者で、2人以上で犯行に及ぶとのこと。これまでに報じられた例では、乗客が眠っている間やトイレに行っている隙を狙い、シート上やシートポケット、棚の中に置かれたカバンの中から金品を盗み出す手口がみられた。

機内窃盗事件が発覚した場合、飛行機が澳門国際空港に到着した後、警察官が機内に乗り込んで捜査を行う必要があるが、機材の復路の出発までの滞在時間が短いため、非常に難易度が高いという。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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