マカオ、公営映画資料館「戀愛・電影館」正式オープン

3月30日午後、マカオの旧市街地、世界遺産・聖ポール天主堂跡近くにマカオ政府文化局(ICM)管轄下の映画資料館「戀愛・電影館(シネマテーク・パッション)」が正式オープンした。

同館は戀愛巷13番地にある南欧風建築をリノベーションしたもので、昨年(2016年)9月14日にテストオープンしていた。3フロアから成り、地階は主に人文・芸術分野の作品を上映するシアター、コントロールルーム、チケットブース、1階はマカオ映画関連資料、雑誌、書籍を集めた資料館で市民にも開放、2階は事務所スペースとなる。

ICMによれば、シアターでは世界各地から集めたマカオ初上映作を中心に毎月2〜3作品ラインナップする予定とのこと。

「戀愛・電影館(シネマテーク・パッション)」のシアター(写真:ICM)

「戀愛・電影館(シネマテーク・パッション)」のシアター(写真:ICM)

チケットブースの営業時間は午前10時から午後11時30分まで、映画資料室のオープン時間は午前10時から午後8時までで、いずれも毎週月曜日がお休み(月曜日が祝日と重なる場合はオープン)。

戀愛巷は美しい南欧の風情が残る路地で、ストリート名が「恋愛」であることから、カップルやウェディング写真撮影スポットとして高い人気を誇る場所でもある。

※文中の「戀」は「恋」の旧字体

「戀愛・電影館(シネマテーク・パッション)」外観(写真:ICM)

「戀愛・電影館(シネマテーク・パッション)」外観(写真:ICM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月20日、シンガポールからマカオへ向かう航空機内で別の客の荷物から現金を盗ん…
  2.  マカオ司法警察局は4月18日、架空の詐欺被害をでっち上げたとしてマカオを訪れていた中国人(中国本…
  3.  マカオ政府衛生局は4月19日夜、「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バルニフィ…
  4.  マカオ政府統計調査局は4月19日、今年(2024年)2月の飲食業と小売業に関する景気調査結果を公…
  5.  4月19日付のマカオ特別政府区公報に「不動産需要管理に関する税制措置の撤廃」法が掲載され、翌日(…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun