マカオの17年1〜11月累計カジノ税収17.9%増の約1.2兆円…年間予算は10月終了時点で達成済み=歳入の8割占める

マカオ政府財政局が昨年(2017年)12月27日付で公表した最新の財政収支データによれば、同年1〜11月累計の歳入は前年の同じ時期から13.9%増の1074億9030万パタカ(日本円換算:約1兆5089億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は118.2%となった。

このうち、ゲーミング(カジノ)税収は17.9%増の857億5070万パタカ(約1兆2037億円)で、予算執行率は119.3%。歳入に占めるゲーミング税の割合は79.8%。

マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、昨年12月まで17ヶ月連続で対前年プラスを維持している。

一方、歳出は2.7%減の622億2760万パタカ(約8736億円)で、予算執行率は72.9%にとどまった。

財政収支は49.0%増の452億6270万パタカ(約6354億円)で、予算執行率は813.0%に達している。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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