マカオ警察が闇カジノ摘発…経営者と客ら10人逮捕=工業ビル内の一室に開設
(2019/02/05 11:24 配信)
マカオ治安警察局は2月4日、1月31日にマカオ半島北部の慕拉士大馬路にある工業ビル内の一室に開設されていた闇カジノの摘発を行い、経営者のマカオ人の男4人やディーラー役の中国本土出身の女2人、カジノディーラー2人、客の香港人の男1人と中国本土出身の女2人の計10人を逮捕したと発表。
同局の発表によれば、事前にこの施設で非合法活動が行われているとする通報が受けての摘発だったとのこと。警察が現場に踏み込んだ際、室内にはゲーミング(カジノ)テーブル2卓、大量のゲーミングチップ、トランプといったカジノ用品のほか、身柄を拘束した10人の所持品の中から計18万マカオパタカ(日本円換算:約245万円)相当の複数通貨の紙幣、連絡用のものとみられる通信機器などが見つかったとのこと。
警察の調べに対し、経営者の男4人はディーラー役の女2人を雇用して違法な賭博運営に従事させ、客が賭けた金額の中から5%をコミッションとして徴収していたなどと供述したとのこと。また、客の3人についても、違法性を認識した上で賭博行為に参加したことを認めたとした。警察では、10人を違法賭博経営などの罪で送検する方針。
世界最大のカジノ都市として知られるマカオだが、カジノ施設は当局による厳格な監理の下に運営されている。目下、マカオではSJM、ギャラクシー、ウィンマカオ、サンズチャイナ、メルコリゾーツ&エンターテイメント、MGMチャイナの6陣営がカジノ経営ライセンスを保有しており、営業中のカジノ施設数は合計41ヶ所(2018年12月末現在)となっている。

マカオ治安警察局による工業ビル内に開設された「闇カジノ」摘発の様子(写真:マカオ治安警察局)

マカオ治安警察局が「闇カジノ」から押収した証拠品の数々(写真:マカオ治安警察局)
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