マカオ、銀行ATMにあった取り忘れの現金を持ち逃げした疑いで60代の男逮捕

 マカオ治安警察局は9月12日、今年(2019年)8月下旬に市内の銀行ATM機に残されていた取り忘れの現金を持ち逃げしたとして、11日にマカオ人の運転手の男(63)を逮捕したと発表。

 8月21日、マカオ半島北部にある中国本土とのボーダーゲートにあたる關閘イミグレーション施設にある銀行ATM機を利用した女性客が引き出した1000パタカ(日本円換算:約1万3500円)の現金を受け取るのを忘れてしまったことから、銀行に連絡。警察が調査に着手し、監視カメラ映像を分析したところ、現金を持ち逃げした男がいたことが判明。その後、身元の割り出しに成功し、9月11日に警察が被疑者が自宅にいるところを逮捕したという。

 男は警察の調べに対し、女性がATMで現金を引き出した後、現金を取り忘れたのを見かけ、女性に手渡そうとして自身が受け取ったが、周囲が混雑していたため、手渡すことができず、自宅に持ち帰って保管していたなどと説明。なお、警察の資料によれば、事件発生からこれまでの間に、現金拾得の届け出はなかったといい、被疑者の自宅からATMに残されていたものとみられる現金が見つかったとのこと。警察では、被疑者を拾得物不当占有罪で送検済みとした。

警察が公開した証拠品の数々(写真:マカオ治安警察局)

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