マカオ、高級腕時計15本を無申告持ち込み企図した韓国人旅客を対外貿易法違反で摘発…偽物の疑いでも調査

 澳門海關(マカオ税関)は10月19日、同月17日に中国本土から陸路でマカオ入りした韓国人男性旅客1人について、無申告で高級腕時計15本の無申告持ち込みを企図したとして対外貿易法違反で起訴したと発表。

 男はイミグレーション施設の税関検査場において、申告物なしを意味する緑色レーンを通過しようとしたが、税関職員が呼び止め、手荷物をX線検査機に通すよう求めたという。この際、疑わしい点が見つかったことから、開封検査を行い、中から高級腕時計15本が見つかった。男は輸入に必要な申告書類を所持していなかったため、対外貿易法違反で起訴するに至ったとのこと。

 なお、当該腕時計について、有名ブランドの商標が付いていたが、包装及び外装が簡素、粗悪で、偽ブランド品である疑いがあるとして、税関の知的財産権担当部門が産業著作権法違反で調査を行なっているとした。

 税関では、マカオを往来する旅客に対し、マカオへの物品持ち込みルールを理解、遵守する必要があるとし、詳細については税関ホームページを参照するよう呼びかけた。また、商標権を侵害した商品を販売、流通、隠匿する行為は犯罪にあたり、絶対に手を出さないようにしてほしいとのこと。

X線検査機のモニタに映し出された当該旅客の手荷物の画像(写真:澳門海關)

X線検査機のモニタに映し出された当該旅客の手荷物の画像(写真:澳門海關)

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