マカオ返還20周年記念日前後は全域でドローン使用禁止に…12月14日〜22日

 マカオでは、今年(2019年)12月20日に返還20周年を迎え、当日及び前後にかけて多数の祝賀イベントが開催される予定。来賓リストは未発表だが、これまでの慣例では、中国中央トップ級の来訪が予想される。

 マカオ政府民航局は11月27日、マカオ返還記念日を含む今年12月14日から22日までの9日間について、全域でドローンの使用を禁止すると発表した。返還20周年イベントの最終準備段階及び本番を安全に実施するための措置とのこと。民航局が許可する公的なものは例外となる。今回の措置は行政長官令に基づいて実施されるもので、違反者には2000〜2万マカオパタカ(日本円換算:約2万7000〜27万円)の罰金が科されるとのこと。

 マカオ全域でドローンの使用禁止措置が講じられるのは今回が初めて。直近では、第66回マカオグランプリ開催期間中(11月14〜17日)、サーキットのあるマカオ半島全域で禁止となった。

 マカオでドローンを利用する際には航空関連法の規定を遵守する必要がある。今年に入って以降、世界遺産・聖ポール天主堂跡にドローンが接触する事故が2件発生するなど、これまでにドローンをめぐるトラブルも複数報告されている。

マカオ返還20周年記念日前後は全域でドローン使用禁止に(写真:マカオ政府民航局)

マカオ返還20周年記念日前後は全域でドローン使用禁止に(写真:マカオ政府民航局)

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