マカオ治安警察局が大規模防犯パトロール実施…カジノ周辺と夜遊びスポットに重点

 マカオ治安警察局は1月5日、マカオ警察総局による指揮の下、警察官35人と警察犬部隊を出動させ、マカオ半島新口岸地区及びコタイ地区のカジノ施設周辺とバーやカラオケ店といった夜遊びスポットを対象とした防犯パトロールを実施したとのこと。

 不法行為の摘発と抑止によって、マカオの良好な治安環境を確保することが目的とした。

 今回、調査対象となったのは男女108人(男60人、女48人)で、このうち21人(男13人、女8人)を詳しい調査のため警察署へ移送。調査の結果、14人が違法な貨幣両替、3人が売春に関わっていたことが判明し、いずれも関係部門に身柄を引き渡したとのこと。

 前日(1月4日)には同じく警察総局の指揮下で司法警察局がコタイ地区のカジノIR(統合型リゾート)内外で一斉取締りを実施している。新年を迎えたばかりだが、中華圏では春節(旧正月)を祝う習慣が根強く残る。今年は1月25日が春節にあたり、主に中国本土から多くの旅客がマカオを訪れると予想されており、警察当局ではホリデーシーズンを前に警戒を強化して臨んでいる。

マカオ治安警察局による防犯パトロールの様子=2020年1月5日(写真:マカオ治安警察局)

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