マカオ滞在中の武漢市含む湖北省出身者数は2132人…45軒のホテルに676人宿泊マカオ当局発表

 中国・湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、初の感染者が確認された1月22日以降、政府が矢継ぎ早に各種防疫対策を打ち出している。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染対策センターは1月26日午後、湖北省及び武漢市からの直近4日間の入境旅客数及び12月26日未明時点での滞在者数データを公表した。詳細は下記の通り。

 昨年(2019年)12月1日から今年1月26日未明までにマカオへ入境し、現在まで出境していない(=現在もマカオに滞在中)の湖北省出身者数は2132人(うち武漢市1390人)で、個人旅行者、親族訪問、学生、就労者、団体旅客を含むとのこと。

 1月26日正午までに取りまとめた前日(25日)時点のマカオのホテルにおける湖北省及び武漢市からの旅客の宿泊状況は、45軒のホテルに676人とした。

 1月22日から25日の間に湖北省からマカオへ入境した旅客数は延べ5242人(うち武漢市が延べ2795人)、出境した旅客数は延べ5521人(うち武漢市が延べ3097人)となっている。

 なお、マカオの総人口は約67万人。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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