マカオの公園の喫煙ゾーン全廃…3月1日から公園内全面禁煙に

 マカオ市政署(IAM)は2月27日、マカオの4つの公園に設置している喫煙ゾーンを3月1日から廃止すると発表。これによって、マカオの公園内がすべて禁煙ゾーンとなる。

 世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでは屋内公共エリア及び公園などの大半を禁煙とする「新禁煙法(喫煙予防及びコントロール法)」が2012年1月1日から施行され、市内ではマカオ政府衛生局(SSM)の法執行官(禁煙Gメン)が昼夜を問わず巡回取り締まりを行っている。

 その後、2018年1月に改正法が施行となり、マカオ国際空港とカジノに設置された喫煙所を除く屋内パブリックエリアを全面禁煙としたほか、屋外に関してもバス停・タクシー乗り場の周囲10メートルを新たに禁煙ゾーンに設定。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、新聞スタンド等の店頭におけるたばこ製品の公開陳列が禁止となり、禁煙ゾーンにおける違反喫煙に対する罰金が従来の2.5倍に相当する1500マカオパタカ(日本円換算:約2万円)になるなど、各種罰金が大幅に引き上げられた。また、2019年1月からはカジノフロアの全面禁煙化が実施されている。

マカオの公園の喫煙ゾーン全廃。写真はカモンエス公園の喫煙ゾーン(写真:IAM)

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