マカオ航空が3月の日本路線運航見通しを更新…減便拡大=新型コロナ流行の影響下

 マカオと日本を結ぶ直行便を運航する唯一の航空会社となるマカオ航空(NX)は3月6日、日本語版公式ウェブサイトで同月7日から31日までの運航見通しの更新情報を発表。

 同社は通常、東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日2往復、福岡に週4往復運航しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響を受け、2月以降は大幅減便となっている。

 3月6日付の更新情報によれば、東京(成田)線はNX861/862便のみ3月8日、大阪(関西)線はNX851/852便のみ3月7、14、17、21、28日に限っての運航予定とのこと。前回発表時(2月22日)からさらに減便が拡大するかたちとなった。

 日本政府が3月5日、同月9日から31日にかけて「(新型コロナ)水際対策の抜本的強化に向けた新たな措置」として、中国(香港マカオを含む)及び韓国からの入国者に対する検疫の強化、航空機の到着空港の限定、査証の制限を実施すると発表したことを受けての対応とみられる。

 本稿執筆時点(マカオ時間3月7日午前11時30分)のマカオにおける新型コロナウイルス感染確認者数は累計10人で、内訳は武漢からの旅客が7人、マカオ人が3人。3月6日までに10人全員が治癒し退院済み。直近の新規感染確認は2月4日で、32日連続で新規感染確認ゼロが続いている。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  3.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  5.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun