マカオの20年2月の住宅不動産市場、前月から取引数半減も平均平米単価は2.7%下落にとどまる

 マカオ政府財政局(DSF)が3月16日付で公表した最新統計によれば、今年(2020年)2月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から47.1%減とな393件だった。

 また、2月の住宅不動産の実用面積あたり平均平米単価は同2.7%下落の9万7897マカオパタカ(日本円換算:約130万円)で、取引数が急減した中、踏みとどまったかたちに。

 2月の全取引のうち、マカオ居民(マカオ居留権保有者)による初めての購入が占める割合は85.56%だった。

 2月の特殊要因として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴いカジノ施設が15日間にわたって休業するなど、懸念が高まっていた時期であることが挙げられる。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

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