マカオで12人目の新型コロナ感染確認…ビジネス目的で入境のスペイン人男性=欧州からの輸入例相次ぐ

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは3月17日午前8時すぎ(現地時間、以下同)、新たに1人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染例を確認したと発表。

 同センターの発表によれば、患者はビジネス目的でマカオ入りしたスペイン人の男性(47)。3月15日にスペインのマドリッドからアエロフロート・ロシア航空SU2501便でモスクワ、モスクワから同SU204便で北京、北京からマカオ航空NX001便を利用し、16日午後8時マカオ国際空港に到着。空港での衛生局による検疫で発熱が確認されたため、救急車で指定医療機関にあたる仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)へ搬送され、新型コロナウイルス核酸検査(NAT=Nucleic Acid Test)を実施したとのこと。17日早朝に検査結果が判明し、陽性であることが確認された。なお、患者は発熱以外の自覚症状はなかったという。なお、北京からマカオへ向かうNX001便の乗客は7人だったといい、衛生局がフォローアップ中とのこと。

 マカオにおける新型コロナの新規感染確認は3月15日以来のこと。累計12人目。11人目の患者も欧州(ポルトガル)からの入境者だった。3月15日以前については、40日連続で新規感染確認がなかった。世界的に感染が拡大する中、政府が輸入例に対する警戒を強めており、17日午前0時からすべての外国からの入境者に対して隔離下における14日間の医学観察を必須としたばかり。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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