マカオに新たな飛び地…広東省珠海市横琴新区の一部がマカオ法適用範囲に

(2020/03/18 14:51 配信)

珠江デルタ

 マカオと広東省珠海市の間には複数の陸路ルート存在する。このうち、マカオのコタイ地区の蓮花口岸と珠海・横琴新区の横琴口岸を蓮花大橋を経由して結ぶルートについて、現在はマカオ側と珠海側にそれぞれイミグレーション施設が設置されているが、マカオ側の管理区域を珠海側に延伸し、珠海・横琴新区側に新たに建設する1つのイミグレーション施設に両地の出入境管理を集約する準備が進められている。

 「一地両検」と呼ばれるもので、これが実現すれば出入境の手間が一度で済むというメリットがある。すでに2018年10月から港珠澳大橋の珠澳人工島上にあるマカオ側と珠海側を跨ぐ一体型のイミグレーション施設で運用されている方式だ。

 3月18日午前0時から、新・横琴イミグレーション施設や蓮花大橋など6万6428平米が正式にマカオの管理区域(マカオ法適用範囲)となり、管理移行式典が開催された。飛び地のような位置付けで、期限はマカオのポルトガルから中国への返還から満50年となる2049年12月19日までとされている。今後、段階的に整備が進む予定で、第二段階で自動車通関施設や同じく飛び地となっている横琴新区の一部にあるマカオ大学キャンパスとのアクセス路(2021年頃)、第三段階としてマカオLRT(新交通システム)の新イミグレーションビルまでの延伸などが計画されている。

新・横琴イミグレーション施設のマカオ側管理区域(写真:GCS)

 目下、新・横琴イミグレーション施設は整備中のため、「一地両検」の運用開始は少し先となる見込みで、それまでの間、蓮花口岸は従来通り機能するとのこと。

 横琴新区はマカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリアとなるコタイ地区と川を隔てて隣接する位置にあり、マカオのおよそ4倍の面積を持つ島。中国の国家級開発区に指定され、グローバル企業の華南地区本部、レジャー施設、漢方薬研究施設、教育機関などの誘致を目指して開発や交通網の整備が進められている。

管理移行に合わせてマカオ法執行部門が駐在を開始=2020年3月18日(写真:GCS)

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