マカオ 20年第1季の観光物価指数136.47…前年同期から1.05%下落=ホテル宿泊費の値下がりなど要因

 マカオ政府統計調査局は4月15日、今年第1四半期(2020年1〜3月)の観光物価指数が前年の同じ時期から1.05%の下落となる136.47だったと発表。

 同局によれば、指数下落の主要因はホテル宿泊費とハンドバッグ、レディースファッション価格の値下がりで、飲食サービス費とネックレス価格の値上がり分が一部を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、衣類・履物が13.53%、ホテル宿泊が5.79%のそれぞれ下落。一方、雑貨商品、交通・通信、食品・たばこ・酒については5.05%、4.46%、3.98%のそれぞれ上昇。

 昨年第4四半期の観光物価指数との比較では2.17%の下落。冬物衣料のセール販売と客室価格が下落したことから、衣料・履物と宿泊の価格指数が16.02%、5.04%のそれぞれ下落。一方、交通・通信、食品・たばこ・酒の価格指数は5.43%、2.08%のそれぞれ上昇。

 直近4四半期(2019年第2四半期〜2020年第1四半期)の観光物価平均指数は、前の4四半期から0.82%の下落。このうち、衣類・履物と宿泊が6.85%、5.10%のそれぞれ顕著な下落で、食品・たばこ・酒、飲食、雑貨商品の価格指数は3.01%、2.30%、2.22%のそれぞれ上昇だった。

 観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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