マカオ・コロアン島の「金像農場」が一般公開へ…農業と触れ合える新たな観光スポットに

 マカオ市政署(IAM)は7月7日、同署管轄下にあるコロアン島の竹灣(チョクワン)地区の「金像農場(オスカーファーム)」の一部について、今年(2020年)8月1日から一般公開すると発表。

 金像農場は2005年に完成したが、これまで市民向けの農耕体験イベントや社会見学などを除いて一般公開はされていなかった。敷地面積は約7000平米で、アクティビティゾーン、農耕ゾーン、堆肥ゾーン、畜舎ゾーン、水生植物種植ゾーン、8棟のコテージなどで構成される。

 一般公開にあたって、新たに花卉展示ゾーンを造成するという。一般公開後のオープン時間は午前9時から午後6時まで。なお、コテージはマカオの学校または非営利団体に限って使用申請を受け付けるとのこと。

 都市化が進み、産業構造に占める第1次産業の割合が限りなくゼロに近いマカオにあって、農業や農業関連の動植物の生態を間近で学べる貴重な機会となり、新たな観光スポットとして注目を集めそうだ。

2020年8月1日から一般公開される「金像農場」=マカオ・コロアン島


マカオ・コロアン島の「金像農場」で飼育されている農耕用の水牛

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