セントレジス・マカオのメインダイニング「メイナー」に新エグゼクティブ・シェフが就任…イタリア出身のデラキラ氏

 このほど、マカオ・コタイ地区にあるファイブスターホテル「セントレジス・マカオ,コタイストリップ」のメインダイニング「メイナー(The Manor)」の新しいエグゼクティブ・シェフにミケーレ・デラキラ氏が就任した。

 デラキラ氏はイタリア南部のアドリア海に面したバーリ市の出身。シェフとして20年近いキャリアを持ち、キャリアの前半をイタリア、ドイツ、スペイン、スイスなどヨーロッパで過ごし、ミシュラン2つ星レストラン「ラ・ブローシュ」ほか高級店で腕を磨いた。

 その後、2004年からアジアへ拠点を移して活躍している。アジアではバンコクのミシュラン2つ星レストラン「メッツァルナ」のほか、バリ島と東京のブルガリホテルでオープニングスタッフに名を連ねた。マカオではアルティラマカオの「オーロラ」でイタリアンシェフ、「イル・カフェでエグゼクティブシェフと顧問を務めた。

 デラキラ氏は世界各地から最も旬で高品質な食材を取り寄せ、独特のグリル技法を用いて素材の風味を最大限生かした料理に仕上げていく。ジューシーな「熟成宮崎牛のサーロインステーキ/ポテトミルフィーユ、マツタケ、黒トリュフ添え」や素材のほんのりした甘さが際立つ「ブルターニュ・ロブスターのグリル/キャビア&ウニソース添え」がシグネチャーメニューとのこと。

セントレジス・マカオのメインダイニング「メイナー」の新エグゼクティブ・シェフに就任したミケーレ・デラキラ氏(写真:The St. Regis Macao, Cotai Strip)

 ザ・メイナーでは、5回目となる「ストーリー・オブ・ザ・シー」と題したシーフードをメインとするディナーコースを(2020年)9月30日までの期間限定で展開中。スペイン産の「Balfegó」マグロ、フランス・ブルターニュ産のムール貝、オーストラリア南極海産の「Glacier 51」トゥースフィッシュ、ロシア・カムチャッカ産のキング・クラブ(タラバガニ)といった珍しい食材を使ったメニューにシェフの故郷となる南イタリア風のデザートを含む6品で構成される。価格は1人あたり788マカオパタカ(日本円換算:約1.1万円)*、ワインペアリング付きは1188マカオパタカ(約1.6万円)*とアフォーダブルな設定となっている。(*表示価格にサービス料10%が別途加算される)

セントレジス・マカオのメインダイニング「メイナー」の店内イメージ(写真:The St. Regis Macao, Cotai Strip)

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