マカオ、20年3QのGDPは対前年63.8%減…2Qからマイナス幅4.2ポイント縮小

 マカオ政府統計調査局は11月20日、今年第3四半期(2020年7〜9月期)の域内総生産(GDP)を公表。

 今年第3四半期の実質GDPは前年同期から63.8%の大幅減。7四半期連続マイナス成長。マイナス幅は今年第2四半期のから4.2ポイント縮小した。

 統計調査局では、第3四半期に入って中国本土とマカオの往来制限が緩和されたことを受けて中国本土からのインバウンド旅客数が上昇に転じ、内需の下落幅が縮小したと指摘。第3四半期中のマカオにおける新型コロナの新規感染確認はゼロで、経済活動も徐々に回復。マカオ政府が経済対策としてマカオ居民(マカオIDカード保有者)に電子消費券を配布した効果によって、マカオにおける家計最終消費支出のマイナス幅が縮小し、8.4%減となった。

 今年第1四半期から第3四半期までのGDPは前年同時期から実質59.8%減。

新型コロナの影響でインバウンド旅客が激減したマカオ。写真は観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡=2020年7月5日本紙撮影

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