マカオ、クリスマスイルミネーションの点灯スタート…コロナ禍税収減に伴い予算は5割カット

 ポルトガルと中国の文化が融合し、東西文化の交差点と称されるマカオ。クリスマスシーズンは春節(旧正月)と並び、街全体が華やかなムードに包まれる。

 例年、マカオ市政署(IAM)が世界遺産建築物や広場、公園、幹線道路などに趣向を凝らしたクリスマスデコレーションを設置し、市民や観光客を魅了している。今年(2020年)も11月下旬までに準備が整い、夜間のイルミネーション点灯がスタートした。点灯期間は来年1月上旬までの予定。

 今年はコロナ禍に見舞われ、インバウンド依存度の高い観光都市マカオ経済も大打撃を受けた。税収減に伴う緊縮財政の実施によって、今年のクリスマスデコレーション実施予算も前年から約5割カットの510万マカオパタカ(日本円換算:約6670万円)に。デコレーションの設置場所が前年から約20ヶ所少ない55ヶ所となる。

 今シーズンのクリスマスイルミネーション点灯後最初の週末にあたる11月28日(土曜日)にメイン会場にあたる世界遺産・セナド広場のクリスマスツリー周辺を取材したが、例年通りの華やかさで、予算削減の影響は全く感じさせなかった。ただし、人出は例年と比較すると少ない印象だ。

 目下、マカオでは約5ヶ月にもわたって新型コロナ新規感染確認例がなく、封じ込めに成功している。マカオと中国本土で状況が落ち着いたことを受け、両地の間では往来制限の緩和が進み、9月下旬までに中国本土におけるマカオ渡航許可(ビザに相当)が全面再開された。中国本土からのインバウンド旅客はスローペースながら回復基調にあり、クリスマス、年末年始、春節と観光シーズンが続くことから、観光関連業界では期待が膨らんでいる。

世界遺産・セナド広場に設置されたクリスマスツリー=2020年11月28日本紙撮影

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