コロナ禍も第39回マカオ国際マラソン無事開催…陰性証明取得が条件も参加者数は前年並みの約1.2万人

 今年(2020年)で39回目を迎えた「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2020」がきょう(12月6日)開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの各部門合計で前年並みの約1万2000人のランナーが参加した。

 コロナ禍での開催にあたり、今大会では各種防疫措置が講じられた。参加者は大会7日以内に新型コロナウイルス核酸検査を受けて陰性証明を取得すること、当日スタート直前の検温と健康申告が必須とされた。また、国・地域を跨ぐ移動が困難であることから、海外招待選手はなしに。例年、海外からの参加者も多いが、今大会はマカオ市民とすでにマカオとの往来制限が大幅に緩和された中国本土からが中心だった。

 マカオ国際マラソンは近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、近年は参加枠の増が続いている。マカオにおける新型コロナの流行状況は長期にわたって落ち着いている(域内における新規感染確認が160日以上ゼロを継続)こともあり、今大会の参加枠も募集開始早々に埋まり、昨年並みの参加者数を維持することとなった。

第39回マカオ国際マラソンに約1.2万人のランナーが参加=2020年12月6日、マカオ・タイパ島(写真:Galaxy Entertainment Group)

 今大会のフルマラソン部門は中国勢のアベック優勝。優勝タイムは男子の董国建選手が2時間12分59秒、女子の張徳順選手が大会新記録となる2時間28分43秒。

 ギャラクシーエンターテイメントグループによる冠スポンサーは17年連続。同社はマカオ半島でスターワールドホテル、コタイ地区でギャラクシーマカオなどのIR施設を運営する。

ギャラクシーエンターテイメントグループの旗艦IR(統合型リゾート)「ギャラクシーマカオ」前を走るランナー=2020年12月6日、マカオ・コタイ地区(写真:Galaxy Entertainment Group)

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