マカオ、2021年から空気質指標基準を引き上げ

 マカオ政府地球物理気象局は12月18日、市民の健康を保障するため、来年(2021年)1月1日から空気質指標基準を引き上げると発表。汚染物質濃度指標を厳格化するとともに、空気質に関する予報や情報告知の強化などを進めるとのこと。

 新しい空気質指標基準として「普通」レベルに世界保健機関(WHO)空気質ガイドライン(AQG)の過渡期目標2(IT-2)を、「良好」レベルについてはAQGの最も厳格な推奨値を採用するという。

 これによって、「不良」レベルの日が増えるものと予想されるが、より主動的かつタイムリーに予防措置を講じるための注意喚起が目的であり、マカオの空気質の悪化を意味するものではないとした。

2021年1月1日から採用されるマカオ空気質指標基準に関する資料(図版:マカオ政府地球物理気象局)

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