マカオ 2020年第4四半期の観光物価指数は対前年15.26%下落…コロナ禍ホテル客室価格下落など受け
(2021/01/14 13:25 配信)
マカオ政府統計調査局は1月14日、昨年第4四半期(2020年10〜12月)の観光物価指数が前年の同じ時期から15.26%の下落となる118.21だったと発表。
指数下落の主要因はホテル客室価格、衣料品価格の下落で、ネックレス価格の値上がり分が一部を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、宿泊が49.89%、衣類・履物が12.49%、娯楽・文化活動が7.56%のそれぞれ大幅な下落。その他物品については3.93%の上昇だった。
同年第3四半期の観光物価指数との比較では2.68%の上昇。冬物衣料のシーズンイン、土産用食品の販売価格が上昇に転じたことから、衣料・履物と食品・たばこ・酒の価格指数が5.34%、5.22%のそれぞれ上昇。料飲と宿泊についても4.96%、3.85%のそれぞれ上昇だった。交通については8.33%下落。
昨年通期の観光物価平均指数は、前年から8.20%下落。コロナ禍でホテル客室価格が顕著な下落となったほか、料飲サービス費、衣服、土産用食品価格も下落し、ネックレスと航空券価格の上昇が一部を相殺したかたち。分類別の価格指数でみると、宿泊が28.49%、衣類・履物が13.75%のそれぞれ大幅な下落だった一方、その他物品と交通・通信は4.49%、3.89%のそれぞれ上昇だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

新型コロナの影響でインバウンド旅客が激減したマカオ。写真は観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡=2020年7月5日本紙撮影
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