香港、1/17単日の新型コロナ新規感染確認数55人…九龍半島の一部で大規模強制検査実施、初歩感染確認は80人超に

(2021/01/17 18:20 配信)

珠江デルタ

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府は1月17日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が55人だったと発表。内訳は市中感染が51人、輸入性が4人。新規感染確認数は29日連続で2桁にとどまったが、感染経路不明は前日から1人増の16人に。このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は昨年12月21日の冬至以降で最多となる80人超とのこと。

 近日新規感染者が集中して確認されたことを受け、九龍半島の油麻地(ヤウマテイ)から佐敦(ジョーダン)エリア一帯では強制検査の対象が拡大されており、陽性予備軍の大半がこの区域関連だったという。この区域における感染確認者数は昨年12月末からの累計で99人に達している。香港衛生当局では、大規模強制検査の実施により感染確認数が増えるのは想定の範囲内との見方を示した。

 依然として市内各所で集団感染(クラスター)や集合住宅(マンション、宿舎)における感染連鎖も続いている状況。中九龍幹線トンネルと将軍澳藍田トンネルの工事現場の作業員及びその密接接触者など、既知のクラスター事案関連で追加の感染確認があった。

 ここまでの香港における累計感染確認数は9558人、退院者数は8758人、死者数は162人。

 香港政府は早期に市中感染ゼロを達成することを目標として掲げ、状況に応じた施策を打ち出している。12月下旬に英国や南アフリカで感染力が強いとされる変異種のウイルスが出現したこと、クラスター及び感染経路不明事案が続いていることなどを受け、ソーシャルディスタンス措置(飲食店での同席数を2人までとし、夕食時間帯の営業を禁止するなど)及び学校の対面授業の見合わせ期間の延長、感染者が確認されたマンション・雑居ビル等を対象とする強制検査、水際対策の厳格化、密接接触者追跡センターの稼働などが進んでいる。密を避けるため春節(旧正月)シーズンに各所で開催される恒例の花市などのイベントの中止がすでに決定しているほか、春節ホリデーにかけて不要不急の会合を控えるよう呼びかけも行われている。

 一方、香港の隣にある人口約68万人のマカオでは、1月17日まで205日連続(輸入関連性症例に限ると294日連続)で新規感染確認がゼロとなっている。すでに中国本土との往来制限の緩和が進み、中国本土からのインバウンド旅客が戻りつつある中でもゼロを維持できていることから、水際措置が機能しているといえる。状況が落ち着いているマカオだが、政府が春節シーズン恒例の歳末マーケットや花火大会の中止が発表済みで、市民に対して不要不急の外遊を避ける、マカオで就労する中国本土出身のワーカーに対しては帰省を見合わせるようそれぞれ呼びかけている。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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