マカオのカジノで極めて精巧な偽造1000香港ドル紙幣2枚見つかる

 マカオ司法警察局は3月8日、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設のカジノで偽造1000香港ドル紙幣2枚が見つかったと発表。

 同局によれば、同月2日午前11時頃、カジノ運営会社から精算作業中に識別機を通らない紙幣が2枚あり、検査の結果、紙質と色合いに不審な点が確認されたため、偽造紙幣の疑いがあるとして警察に通報があったとのこと。

 いずれも極めて精巧なつくりで、本物と見分けがつきにくいという。見つかった紙幣は中国銀行(香港)有限公司版の1000香港ドル紙幣(*1000香港ドル=約1万4000円)を模造したもので、番号はCV278614及びCK140686。警察では、市民に対して注意するとともに、偽造紙幣とみられるものを発見した場合、すぐに警察に通報するよう呼びかけた。

 なお、マカオの法定通貨はマカオパタカだが、カジノでは香港ドルを用いるのが一般的となっている。マカオのカジノをめぐっては、偽造香港ドル紙幣や偽造チップがしばしば見つかっている。

マカオのカジノで見つかった偽造1000香港ドル紙幣の表面(写真:マカオ司法警察局)


マカオのカジノで見つかった偽造1000香港ドル紙幣の裏面(写真:マカオ司法警察局)

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