香港、3/9の新型コロナ新規感染確認数21人…過半数が輸入性、海鮮グリルレストランで新たなクラスター発生か

(2021/03/09 18:42 配信)

珠江デルタ

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、3月9日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から12人増の21人だった。20人台となるのは9日ぶり。ただし、内訳は市中感染が2人増の8人に対し、輸入性が10人増の13人(パキスタン4人、フィリピン3人など)。市中感染についても2日連続で1桁台。市中感染のうち感染経路不明は1人減の3人で、10日連続で1桁台を維持している。翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については10人以下とのこと。

 2月下旬以降、九龍・尖沙咀にある大型ショッピングモール「K11 MUSEA」内の中国料理レストラン「名潮食館」でのランチをきっかけにしたクラスターが発生し、規模拡大の様相を呈している。この日も新たに1人の感染確認があり、これまでの合計はスタッフ10人、利用客22人、密接接触者20人の52人に。

 このほか、新たに香港島・銅鑼湾にある海鮮グリルレストラン「COAST」の利用客4人が近日相次いで感染確認されたことも明らかとなった。香港衛生当局では、2月22日のランチタイムに同店を訪れた人に対し、当局へ連絡するよう呼びかけを行った。

 最近の感染確認者数は増減を繰り返しながらも第4波下では低位にあるが、依然として市内各所で集団感染(クラスター)の発生や感染連鎖が続いている状況。感染経路不明も毎日のように一定数が確認されていることから、市中に存在する無症状感染者が日常生活を送る中で感染を拡大させている可能性も指摘されている。香港は人口密度が高く、交通機関も発達しており、エリアを跨ぐ人の移動が多い土地柄。

 ここまでの香港における累計感染確認数は1万1121人、退院者数は1万0662人、死者数は202人。

局地ロックダウンが実施された九龍・尖沙咀エリアの一角で住民に対してウイルス検査を受けたかどうかの確認を行う職員=2021年3月9日(写真:news.gov.hk)

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