在マカオ外国人の中国本土訪問ビザ申請受け付け再開へ

 中国外交部駐マカオ特派員公署は3月11日、同月15日から在マカオ外国人のマカオ居民に対する中国(本土)訪問ビザ政策を調整すると発表。

 マカオ居民(マカオ永久性居民IDカード及び非永久性居民IDカード保有者)については、身分証及び直近2ヶ月間マカオを離れていないことを示す居留証明の提示を条件に、各種中国訪問ビザ申請を受け付けるとした。

 また、その他の在マカオ外国人についても、中国製の新型コロナウイルスワクチン接種を完了したことを条件として、「事業及び生産活動の再開に必要な業務への従事する人とその家族」、「家族の再開、支援、親族訪問、葬儀、重病者の訪問を理由に中国を訪れる中国公民またはマカオ永久性居民の家族」がそれぞれ所定の書類を添付することでビザ申請が可能になるとのこと。加えて、有効なAPECビジネストラベルカードを保有し、中国からの招待状がある場合には、短期商用ビザ(Mビザ)を無料で申請できるという。

 いずれも一次ビザで、有効期間は3ヶ月、滞在期間は30日とのこと。

 ここまでのマカオにおける新型コロナの感染確認数は累計48人。内訳は域外からの輸入性が46人、輸入関連性事案が2人。市中感染例は3月11日まで347日連続ゼロを維持しており、封じ込めに成功している状況。院内感染、死亡例についてもゼロ。中国本土における状況も安定していることから、昨年7月中旬以降、両地の往来の段階的緩和が続く。目下、中国本土とマカオの往来については相互で隔離検疫免除となっている。

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月17日夜、マカオで今年(2024年)4人目となる在郷軍人病(退役…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  4.  このほどマカオのゲーミング規制当局(博彩監察協調局=DICJ)が公表した今年第1四半期(2024…
  5.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)3月の住宅売買・…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun