香港、4/15の新型コロナ市中感染確認は感染経路不明1人含む計2人…政府がワクチン接種者を対象とした防疫措置緩和計画

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月15日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から1人増の6人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が4人、市中感染が2人。市中感染のうち感染経路不明は1人で、2日ぶりの確認。

 市中感染の2人は新界・洪水橋エリアに居住する夫婦で、東九龍・九龍灣にあるクリニックで経理マネジャーを務める妻の感染経路が不明とのこと。業務上で患者と直接接することはなく、感染確認前最後の出社日は4月12日だった。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は145人で、その約21%を占める市中感染30人のうち感染経路不明は8人。ここまでの累計感染確認数は1万1619人、退院者数は1万1246人、死者数は209人。

 香港衛生当局は15日の会見で現行のソーシャルディスタンス措置を4月28日まで維持するが、流行状況の安定を持続した場合には、29日から「ワクチンバブル(=ワクチン接種者を対象とした制限緩和)」を実施する考えを明らかにした。具体的な内容については、後日発表予定とのこと。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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