マカオのジャイアントパンダ館が無料化…1組のつがいと双子の4頭を飼育・展示

 カジノや世界遺産のイメージが強いマカオだが、コロアン島の石排灣郊野公園内にはマカオジャイアントパンダパビリオンがあり、1組のつがい(オスの開開/Kai Kaiとメスの心心/Xin Xin)、2016年6月26日に誕生した双子(いずれもオスで健健/Jian Jianと康康/Kang Kang)の4頭が飼育、展示されている。

 同館を管轄する市政署(IAM)は4月19日、5月1日から同館の入館料を無料化すると発表。より多くの市民、観光客が参観しやすくすることで、公衆のジャイアントパンダ及びその保護活動に対する認知向上につながることを期待するとした。

 現在の入館料は10マカオパタカ(日本円換算:約140円、12歳以下と65歳以上は無料)で、世界で最も安価でジャイアントパンダを見学できる施設として知られる。IAMによれば、通年の入場料収入は90万マカオパタカ(約1260万円)程度とのこと。

 石排灣郊野公園内にはジャイアントパンダパビリオンのほかにも、レッサーパンダとキンシコウ(金絲猴、ゴールデンモンキー)を飼育、展示する希少動物館などの動物園コーナーが設けられており、無料開放されている。

マカオジャイアントパンダパビリオン(資料)=2021年2月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月17日夜、マカオで今年(2024年)4人目となる在郷軍人病(退役…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  4.  このほどマカオのゲーミング規制当局(博彩監察協調局=DICJ)が公表した今年第1四半期(2024…
  5.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)3月の住宅売買・…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun