マカオ、2021年1Q末の総人口は約68.25万人…コロナ禍で海外労働者の減少続く

 マカオ政府統計調査局は5月11日、今年第1四半期(2021年1〜3月期)の人口統計を公表。

 今年3月末時点のマカオの総人口は、前年の同じ時期から1万3600人減(1.95%減)、昨年12月末から600人減(0.09%減)となる68万2500人だった。総人口に占める女性の割合は53.2%。

 今年第1四半期の新生児数は昨年第4四半期から172人減の1173人。このうち男児が650人で、新生児の性別比は124.3(100人の女児に対して男児が124.3人)。死亡人数は20人増の586人。死因の37.9%を悪性腫瘍(がん)が占め、循環器系疾病、呼吸器系疾病もそれぞれ27.8%、16.9%だった。新型コロナに絡む死亡例はゼロ。

 中国本土からの移民数は245人減の675人、マカオ居留権獲得者数は19人減の124人。期末時点における海外労働者数は昨年第4四半期末から4548人減となる17万3113人。新型コロナ防疫措置によるインバウンド旅客の激減を受けて経済は大きく低迷し、労働市場にも影響が及んだものとみられ、海外労働者数の減少が続いている。

 婚姻登録数は84件増の973件。

 マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、極めて人口密度の高い状態となっていることに変わりはない。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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