マカオ、2021年1〜5月累計カジノ税収は25.7%減の約2152億円…1〜4月からマイナス幅14.0pt縮小

(2021/06/15 14:14 配信)

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 このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2021年)1〜5月累計の歳入は前年同時期から7.8%増の439億2443.6万マカオパタカ(日本円換算:約6049億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は43.7%だった。

 ただし、経常的収入に限ると16.2%減の212億4703.3億マカオパタカ(約2926億円)にとどまった。

 このうち、ゲーミング(カジノ)税収は25.7%減の156億3080.7万マカオパタカ(約2152億円)。マイナス幅は1〜4月累計から14.0ポイント縮小。年度予算執行率は31.3%で、歳入に占めるゲーミング税の割合は35.6%に。通常は歳入の約8割を占めるが、ゲーミング税収の大幅減に加え、新型コロナの影響長期化による税収減を見越して資本的収入に補填分が計上されたことにより割合が小さくなった。

 歳出は17.5%増の380億3499.5万マカオパタカ(約5238億円)で、年度予算執行率は37.8%。新型コロナ経済支援対策を含む援助・補助等の項目が252億9977.0万マカオパタカ(約3484億円)。経常性費用が歳出の88.2%占めた。

 財政収支は58億8944.1万マカオパタカ(約811億円)の黒字、前年同期比では29.6%減。補填分(その他資本的収入)を除外すれば実質赤字。

 ゲーミング税はカジノ粗利益(Gross Gaming Revenue=GGR)がベースとなる(*註)。昨年1月下旬以降、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う入境制限を含む防疫措置の強化等によってインバウンド旅客数が激減し、GGRを直撃。昨年通期のGGRは79.3%の大幅減となる604.41億マカオパタカ(約8324億円)にとどまった。ただし、昨年第4四半期以降は中国本土との往来制限の緩和が進み、インバウンド旅客が回復傾向にある。月次GGRは5月まで4ヶ月連続前年同月比プラス、新型コロナ影響後の最多を3ヶ月連続で更新した。なお、コロナの影響がGGRに大きな影響を与えたのは昨年2月以降のこと。政府は今年通期のカジノ売上を約1300億マカオパタカ(約1兆7904億円)と見込んでいる。ただし、5月下旬からマカオと隣接する広東省で再流行が出現したことを受け、両地の往来にかかる水際措置が強化されたため、6月以降のインバウンド旅客数、さらにはカジノ売上にマイナス影響が及ぶ可能性も指摘されている。

(*註)マカオのカジノに対する実効税率は約38〜39%。GGRの35%に加え、マカオファウンデーションへの拠出分として1.6%、インフラ・観光・社会保障基金への拠出分が2.4%(SJM社のみ1.4%)。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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