マカオ 2021年6月貨幣・金融統計公表…マカオ居民の預金残高は下落に転じる

(2021/08/04 12:59 配信)

産業・経済

 マカオ政府金融管理局は8月4日、今年(2021年)6月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.9%増、通知預金は6.7%下落となり、M1は4.9%減少。これと同時に、準通貨負債は0.6%下落。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は1.1%下落の6951億マカオパタカ(日本円換算:約9兆4492億円)となった。前年同月との比較では、M1が9.7%減、M2が2.4%減。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが35.0%、香港ドルが50.2%、人民元が5.6%、米ドルが7.5%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は前月から1.2%下落の6757億マカオパタカ(約9兆1855億円)で2ヶ月ぶり減、非居民による預金残高については2.3%上昇の3599億マカオパタカ(約4兆8925億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は0.3%増の2668億マカオパタカ(約3兆6269億円)で2ヶ月連続のプラスとなり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は0.1%上昇の1兆3025億マカオパタカ(約17兆7063億円)。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.2%、52.8%、5.2%、20.5%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から1.9%増の5540億マカオパタカ(約7兆5311億円)。対外民間部門への融資は5.1%上昇の7964億マカオパタカ(約10兆8263億円)。民間部門へ融資額は合計で3.8%増の1兆3504億マカオパタカ(約18兆3574億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ15.0%、36.9%、16.0%、28.5%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年6月末時点で前月末から1.5ポイント上昇の58.8%。非マカオ居民含む総体預貸率は3.7ポイント上昇の103.7%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ65.3%、58.3%水準。不良債権比率は前月末から0.02ポイント下落の0.34%。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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