マカオカジノIR運営ウィンマカオが2021年中期業績発表…赤字幅縮小、調整後EBITDAは黒字に

 マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するウィンマカオ社は8月13日、今年中期(2021年1〜6月)の業績を発表。

 同社の今年上半期の営業収入は前年比70.5%増の67.63億香港ドル(日本円換算:約953億円)。うちカジノ収入は76.9%増の52.72億香港ドル(約743億円)。株主に帰属する純利益は前年同時期の39.18億香港ドル(約552億円)の赤字から21.57億香港ドル(約304億円)の赤字となり、赤字幅は縮小。調整後EBIDAは前年同時期の13.97億香港ドル(約197億円)の赤字から6.60億香港ドル(約93億円)の黒字に転換した。

 同社では、今年中期業績の発表にあたり、新型コロナウイルス感染症の流行が今年度の業績及び財務状況に与える影響は大きく、合理的な見通しを示すことができず、世界経済の不確実性が大幅に高まり、回復に数年かかる可能性があることから、事業に対する不利な状況が今後もしばらく続く可能性があるとした。

大型カジノIR「ウィンパレス」(資料)=マカオ・コタイ地区、2020年5月本紙撮影

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