香港、新型コロナ市中感染確認50日連続ゼロ…輸入性は6人、うち1人は隔離検疫期間満了後の再陽性=10/6

(2021/10/06 18:04 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、目立ったリバウンドはなく、落ち着いた状況が続いている。

 香港政府の発表によれば、10月6日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は6人で、すべて輸入性(海外からの入境者)事案だったとのこと。市中感染確認例に限ると50日連続ゼロを維持した。

 患者6人は、ウクライナ(2人)、パキスタン(2人)、インドネシア(1人)、ロシア(1人)から香港へ到着。ウクライナから到着した2人を除く4人が新型コロナワクチンを2回接種済みだったとのこと。

 インドネシアから到着した患者はホームヘルパーとして就労するために入境。9月4日に香港へ到着し、香港国際空港到着時と隔離検疫施設滞在時に計6回受けたウイルス検査結果はすべて陰性で、9月25日隔離検疫を満了。以降は香港島東部にある雇い主宅に滞在していたという。10月3日に自らウイルス検査を受けたところ、結果が不確定となり、病院へ搬送され、その際に採取したサンプルで陽性反応が検出されたものの、その翌日に採取したものは陰性で、衛生当局が再陽性事案と判断。衛生当局では、慎重を期すため、患者の立ち寄り先及び滞在先に居合わせた人について、強制ウイルス検査の対象とした。

 香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからの主にホームペヘルパー職の受け入れが再開となった。両国から香港へ到着した後に感染確認される例が9月3日以降に相次いで出現している。

 香港における過去14日間(9月22日〜10月5日)累計の新規感染確認は71人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2244人(擬似事案1人含む)。

 香港の10月5日午後8時時点のワクチン接種率は67.1%(1回目の接種完了)、63.0%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は875万9458回、1日あたり接種回数は1万3995回(7日移動平均値1万9521回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数が落ち込む日もあり、ここまで未達成。接種率は年齢層により大きな差があり、70歳以上の接種率が約3割にとどまっている。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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