香港、新型コロナ市中感染確認6日連続ゼロ…輸入性はインドネシア人ホームヘルパー1人、隔離検疫期間満了後に発症=10/14

(2021/10/14 18:01 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港政府の発表によれば、10月14日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人で、輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると6日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者はホームヘルパーのインドネシア人女性(30)で、患者は7月と8月にインドネシアで新型コロナワクチンを2回接種済み。9月17日にキャセイパシフィック航空CX798便でインドネシアから香港へ到着し、香港国際空港到着時と隔離検疫施設滞在時に計6回受けたウイルス検査結果はすべて陰性で、10月7日隔離検疫を満了したことを受けて、新界の大埔地区にある雇い主宅に戻った。その後、10月8日に症状が出現し、12日に受けた検査結果は陽性だったが、ウイルス量が低く、入院後の検査結果は不確定だったとのこと。目下、衛生当局が疫学調査と追跡を進めており、慎重を期すため、患者の立ち寄り先及び滞在先に居合わせた人について、強制ウイルス検査の対象とした。

 香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからの主にホームペヘルパー職の受け入れが再開となった。当該国から香港へ到着した後に感染確認される例が9月3日以降に相次いで出現している。

 香港における過去14日間(9月30日〜10月13日)累計の新規感染確認は61人で、内訳は輸入性事案が60人、市中感染事案(感染経路不明)が1人。ここまでの累計感染確認数は1万2277人(擬似事案1人含む)。

 香港の10月13日午後8時時点のワクチン接種率は67.5%(1回目の接種完了)、63.9%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は884万4066回、1日あたり接種回数は192回(7日移動平均値1万02785回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数が落ち込む日もあり、ここまで未達成が続いている。なお、13日の接種回数が極端に少なくなった理由は、台風18号の接近に伴い、市内各所に設けられた接種ステーションが12日午後3時以降及び13日終日クローズとなったため。10月9日も台風17号の接近に伴い、終日接種ステーションがクローズとなったばかり。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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