マカオ衛生当局、10月10日以降に広東省除く中国本土滞在歴ある人にPCR検査受検呼びかけ

 近日、中国本土の複数の省区市で新型コロナの市中感染例が散発している。

 感染力の強いデルタ株事案で、内陸部のシルクロード観光エリア一帯を訪れた国内団体旅行客の移動に伴い各地へ波及したとみられ、今後も影響が拡大する可能性が指摘されている。

 マカオ政府衛生局は10月25日、目下の中国本土における新型コロナ流行状況を踏まえ、マカオ域内にいる10月10日以降に広東省を除く中国本土滞在歴のある人に対し、現地を離れてから3〜14日目(3〜7日目が最も理想的)の間に何らかの目的でPCR検査を受検していない場合、速やかに同局特設ウェブサイトで予約の上、検査を受けるよう呼びかけを行った。検査費用は無料という。

 また、発熱、倦怠感、空咳、味覚異常、その他呼吸器系の症状など、疑わしい兆候がある場合、中でも海外渡航歴があったり、同住者や同僚の間に似た症状が出現している場合については、事前予約不要で速やかに新型コロナウイルス検査サービスを提供する医療機関を訪れ、診察、検査を受けてほしいとした。

 現在、マカオと中国本土(リスク指定地域除く)の間では、PCR検査陰性証明の提示など一定の条件を満たせば隔離検疫なしでの往来が可能となっている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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