香港、新型コロナ市中感染確認45日連続ゼロ…輸入性は3人、うち2人がホームヘルパー職の女性=11/22

(2021/11/22 15:13 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港衛生当局の発表によれば、11月22日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は3人で、すべて輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると45日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者3人は11月18日にフィリピン、20日に米国(日本経由)、インドネシアからそれぞれ空路香港へ到着した男女。全員新型コロナワクチン接種済みで、L452R変異株感染だった。

 インドネシア及びフィリピンから到着した女性患者2人は、ホームヘルパーとして就労するため入境。香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからの主にホームペヘルパー職の受け入れが再開となった。当該国から香港へ到着した後に感染確認される例が9月3日以降に相次いで出現している。

 米国から日本経由で到着した男性患者は香港国際空港到着後すぐの検査で陽性となり、感染確認に至ったもの。患者は米国へ出発する前の潜伏期間中に香港滞在歴があったことから、ランタオ島ディスカバリーベイ地区にある自宅周辺一帯が局地ロックダウンされ、区域内のすべての住民が強制ウイルス検査の対象となった。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は10人以下という。

 香港における過去14日間(11月8〜21日)累計の新規感染確認は33人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2405人(擬似事案1人含む)。

 香港の11月21日午後9時時点のワクチン接種率は69.9%(1回目の接種完了)、66.8%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は928万6566回、1日あたり接種回数は1万0739回(7日移動平均値1万3552回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、11月に入って以降も未達が続くが、一両日中にも達成されるとみられる。なお、11月11日から3回目の接種(ブースター接種)がスタートし、上述の接種回数には3回目も含んだものとなっている。3回目の1日あたり接種回数は4209回、累計では8万0622回に。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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