第40回マカオ国際マラソン無事開催…コロナ禍でワクチン2回接種と陰性証明取得が条件も前年並み約1.2万人が参加

 今年(2021年)で40回目を迎えた「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2021」がきょう(12月5日)開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの各部門合計で前年並みの約1.2万人のランナーが参加した。

 コロナ禍での開催は昨年同時期に開催された39回大会に続き二度目。今大会では参加条件として大会14日前までの新型コロナワクチン2回接種完了、大会7日以内に受検した新型コロナウイルス核酸検査の陰性証明提示、当日スタート直前の検温と健康申告が必須とされるなど、より厳格な各種防疫措置が講じられた。

 また、依然として国・地域を跨ぐ移動が困難であることから、海外招待選手はなしに。例年、海外からの参加者も多いが、今大会はマカオ市民とすでにマカオとの間で条件付きながら隔離検疫検疫免除での往来が再開している中国本土からの参加が中心だった。

 マカオ国際マラソンは近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、近年は参加枠の増が続いている。前回大会、今大会ともに参加枠はコロナ前の2019年大会水準を維持したが、募集開始早々に埋まる人気ぶり。マカオ政府体育局の潘永権局長は会場で囲み取材を受けた際、同局として参加枠の拡大について検討を進めているが、コースの状況なども考慮する必要があると述べた。

 今大会のフルマラソン部門は前回に続いて中国勢のアベック優勝。優勝タイムは男子の楊紹輝選手が2時間13分04秒、女子は張徳順選手が2時間29分09秒。張選手は連覇を飾った。

 ギャラクシーエンターテイメントグループによる冠スポンサーは18年連続。同社はマカオ半島でスターワールドホテル、コタイ地区でギャラクシーマカオなどのIR施設を運営する。

第40回マカオ国際マラソンに約1.2万人のランナーが参加=2021年12月5日、マカオ・タイパ島(写真:Galaxy Entertainment Group)

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