中国本土、新型コロナ新規市中感染確認は43人…河南省と天津市が主、広東省珠海市では6日連続=1/19

(2022/01/20 09:28 配信)

珠江デルタ

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降も全国的には安定した状況を維持しているが、散発的な市中感染確認例が度々出現している状況。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が1月20日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月19日の中国本土における新規市中感染確認は43人(前日から12人減)だったとのこと。2日連続の2桁台に。内訳は河南省24人(安陽市19人、許昌市4人、鄭州市1人)、天津市14人(津南区)、北京市3人(豊台区2人、朝陽区1人)、広東省2人(珠海市)。中国本土で市中感染確認例が出現するのは95日連続。市中の無症状感染例についても3日連続で出現し、広東省(珠海市)で2人。

 香港・マカオと陸で接する広東省では、香港と接する深セン市で断続的に市中感染例が出現しているほか、近日ではマカオと接する珠海市と同市の北隣にある中山市でオミクロン変異株感染例の出現が相次ぐ状況。珠海市に限ると13日以降、6日連続で、20日午前8時までの累計では感染確認25人、無症状3人となっている。珠海市と中山市の事案は関連性があるとされ、発端については外来郵便物に付着したウイルスの可能性が指摘されている。北京市で最初に見つかった市中オミクロン株感染例も同様のケースとみられ、国際郵便物に対する警戒が高まっている。なお、北京市で新たに出現した感染確認例については、コールドチェーン関連とのこと。天津市と河南省の安陽市では1月初旬からオミクロン変異株の市中伝播が続いており、天津市から河南省安陽市へ流出したものとされるが、天津市における発端は不明。両地では厳格な防疫措置が講じられたこともあり、近日沈静化に向かっている。

 1月19日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数は3297人(うち輸入性が1244人)で、重症者は16人(輸入性ゼロ)。無症状の患者755人(輸入性710人)が医学観察下にあるとのこと。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。しかしながら、昨年11月下旬以降、各地で散発的な再流行が断続的に出現。省市区を越えて伝播したものもあれば、一部地域にとどまるものもあり、最初のきっかけとなった感染源もさまざま。

 このほか、マカオ特別行政区では1月19日まで102日連続市中感染確認例ゼロとなった一方、香港特別行政区では昨年末から直近にかけて航空会社クルーをきっかけとした市中におけるオミクロン変異株の伝播チェーンが複数出現し、市中における陽性者の確認が連日続いている。16日にはデルタ株感染例も新たに出現し、その後の調査でオランダから輸入され、ペットショップ店頭で展示・販売中のハムスターから伝播した可能性が浮上した。昨年5月末に流行第4波が終息して以降、落ち着いた状態が続いていたが、すでに第5波が始まっているとされ、各種防疫措置が一気に引き締めとなるなど緊張が高まっている。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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