中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は807人…海南省が500人超、広東省でも連日2桁=8/7

(2022/08/08 11:41 配信)

珠江デルタ

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月8日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月7日の中国本土における新規市中感染確認者数は324人(前日から13人減)だったとのこと。内訳は海南省259人、広東省37人、内モンゴル自治区12人、浙江省4人、湖南省3人、北京市2人、河北省2人、広西チワン族自治区2人、湖北省1人、重慶市1人、四川省1人。このうち海南省の33人、浙江省の4人、湖南省の3人、広西チワン族自治区の2人の計42人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは296日連続で、4日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は483人(前日から84人増)。内訳は海南省245人、浙江省82人、新疆ウイグル自治区69人、河南省25人、河北省13人、新疆生産建設兵団11人、広西チワン族自治区10人、湖北省9人、広東省6人、山東省3人、重慶市3人、甘粛省3人、内モンゴル自治区2人、吉林省2人。

 無症状を含む新規感染者数は807人で、5日連続増となった。

 8月7日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は2270人(うち輸入性が608人)で、重症者は2人(輸入性2人)。無症状の患者5067人(輸入性654人)が医学観察下にあるとのこと。

 省区市別で最多となったのは海南省で、全体の62.5%を占める504人。同省では8月2日以降に三亜市を中心に感染例が急増し、オミクロンBA.5.1.3の流行であることが発表されている。三亜市では6日午前6時から準ロックダウンに相当する静態管理下にあり、今回の流行が始まって以来の累計感染者数は約1200人に上る。市当局は、依然として高位上昇期にあり、状況は深刻との見方を示している。海南省はリゾート地として知られるが、多くの旅客が三亜市内のホテルに滞留を余儀なくされているという。

 香港・マカオに隣接する広東省では、近日落ち着いた状況が続いたが、5日(13人)、6日(17人)、7日(43人)にかけて3日連続で2桁の感染例が出現。7日の感染者のうち1人がマカオと隣接する珠海市(斗門区)で出現したケース。残りは広州市、湛江市、茂名市、汕頭市から報告されたケースで、このうち湛江市の感染確認例が26人に上った。なお、珠海市ではマカオからの輸入例が1人報告された。

 また、浙江省での流行はオミクロンBA.5.2によるもので、省外からの流入がきっかけとされる。7日の感染例は86人で、大部分が金華市(中でも同市管轄下の義烏市)からの報告例。義烏市では、7日以内の中高リスクゾーンの設定のある市外あるいは市内の注高リスクエリア滞在歴の申告を求め、全民PCR検査に参加するよう呼びかけが行われているとのこと。他にも各地で再流行が散発しており、ウイルス型もさまざま。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では4〜5千前後(輸入性含む)となっている。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。マカオと広東省珠海市との間では、3日午後6時から条件付きの隔離検疫免除による相互往来が約1ヶ月半ぶりに再開した。ただし、珠海市でマカオからの輸入性感染例報告があったことから、マカオでは全市民に迅速抗原検査の実施を求めたり、重点エリアを対象としたPCR検査が行われるなど、再び緊張が高まっている状況。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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