中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は608人…3日連続減、貴州省、チベット自治区、黒竜江省が3桁=9/20

(2022/09/21 15:50 配信)

珠江デルタ

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が9月21日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月20日の中国本土における新規市中感染確認者数は123人(前日から19人増)だったとのこと。内訳は貴州省57人、四川省28人、チベット自治区13人、黒竜江省9人、雲南省5人、天津市3人、広東省3人、海南省2人、浙江省1人、山東省1人、河南省1人。このうち貴州省の9人、四川省の6人、黒竜江省の1人、河南省の1人、雲南省の1人の計18人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは340日連続で、2日連続100人超となった。

 市中の無症状感染例は485人(前日から40人減)。内訳はチベット自治区155人、貴州省131人、黒竜江省102人、四川省27人、新疆ウイグル自治区11人、広西チワン族自治区10人、湖北省9人、天津市8人、河南省8人、甘粛省5人、青海省5人、寧夏回族自治区4人、山東省2人、広東省2人、雲南省2人、河北省1人、浙江省1人、江西省1人、陝西省1人。

 無症状を含む新規感染者数は608人で、3日連続減。また、3日連続1千人以下となった。

 9月20日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3297人(うち輸入性が571人)で、重症者は42人(輸入性ゼロ)。無症状の患者1万5528人(輸入性766人)が医学観察下にあるとのこと。

 20日の新規感染者数が3桁となった省市区は貴州省(188人)、チベット自治区(168人)、黒竜江省(111人)の3省区。

 貴州省ではこのところ連日3桁の感染例が出現する状況が続いている。大半が省都の貴陽市からの報告例で、同市の一部では21日も全民PCR検査によるスクリーニングが展開されているという。チベット自治区はほとんどがラサ市城関区の隔離対象者の中から発見に至ったもの。同自治区では、21日から区外へ移動するにあたり、5日間で2回のPCR検査結果が陰性となり、緑色健康コードを提示できるほか、迅速抗原検査を1回実施し、結果が陰性であることを求める措置を講じるとのこと。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降は連日複数の感染例が出現している状況。20日の新規感染者数は前日から4人増の5人で、深圳市、清遠市などからの報告例。清遠市のうち1人は香港からの入境者で、隔離検疫期間満了後の自宅での健康観察期間中に受けたPC検査で陽性が発覚したという。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、一旦1万人(輸入性含む)水準まで増加した後、直近では6千〜9千人で推移している。主流株がオミクロンBA.5に置き換わりつつある状況で、医療体制の準備も進んでいる。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国広東省深圳市の繁華街「東門歩行街(老街)」(資料)—本紙撮影

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