マカオ、2022年6〜8月期の総体住宅価格指数は254.8…同年5〜7月期から1.4%下落

 マカオ政府統計調査局は10月7日、今年(2022年)6〜8月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は254.8で、前回調査(今年5〜7月期)から1.4%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が1.6%下落の255.1、タイパ島・コロアン島が0.2%下落の253.9。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.3%下落の272.5。エリア別にみると、マカオ半島が1.6%下落の265.0、タイパ・コロアン島が0.1%上昇の302.7。築年数別では、20年以上が2.7%下落、6〜10年は2.4%上昇。未完成物件(プレビルド)は3.2%下落の296.3。実用面積別では、50平米以下、75〜99.9平米が2.5%、1.8%のぞれぞれ下落、100平米以上は1.5%上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、ツーリズム産業を柱する経済は大打撃を受けた。住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、コロナ禍の長期化によりこのところ影響が現れている。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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