マカオ、タクシーで拾った約500万円分のカジノチップを持ち逃げ…中国人の男逮捕

マカオ治安警察局は1月4日、乗車したタクシーの車内で拾った30万香港ドル相当(日本円換算:約500万円)のカジノチップを持ち逃げしたとして、マカオで就労する中国本土出身の男(21)を拾得物不届で逮捕、検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、別の中国本土出身の男性(35)から、1月1日正午頃、コタイ地区のカジノIR(統合型リゾート)併設ホテルからマカオ半島北西部の筷子基(ファイチーケイ)地区にある火鍋店までタクシーを利用した際、車内で額面10万香港ドル(約167万円)のカジノチップ3枚を紛失したかもしれないと通報があったとのこと。その後の捜査で被疑者の身元を割り出し、同月3日、マカオ半島北部の青茂イミグレーションからマカオへ入境した際に身柄の確保。この際、被疑者は届け出のあったチップを所持していた。

 なお、男性が利用したタクシーは「電召的士」と呼ばれる専用アプリ等を利用してコールするタイプのタクシーだった。

 被疑者は警察の調べに対し、友人らとマカオ半島北部の關閘広場からタクシーを利用した際に車内でカジノチップ3枚を拾い、自分のものにしたなど、犯行を認める供述をしたとのこと。

 カジノチップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで容易に額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)=本紙撮影

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