マカオ、2022年11月〜2023年1月の住宅価格指数は245.2…2022年10〜12月から0.8%下落

 マカオ政府統計調査局は3月8日、2022年11月〜2023年1月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は245.2で、前回調査(2022年10〜12月期)から0.8%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が1.3%下落の243.9、タイパ島・コロアン島が1.1%上昇の250.4。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.8%下落の262.8。エリア別にみると、マカオ半島が1.4%下落の253.3、タイパ・コロアン島が1.2%上昇の300.8。築年数別では、5年以下と20年以上が2.0%、0.7%のぞれぞれ下落、6〜10年は0.8%上昇。未完成物件(プレビルド)は横ばいの287.0。実用面積別では、50〜74.9平米と75〜99.9平米が1.4%、0.9%のそれぞれ下落、100平米以上は0.6%上昇。

 総体住宅価格指数は前年同時期から7.4%下落で、エリア別ではマカオ半島が7.8%、タイパ島・コロアン島が6.3%のそれぞれ下落。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 コロナ禍でもマカオの住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、2022年半ば以降は長期化による影響も見受けられた。ただし、2023年1月にウィズコロナ転換があったことから、今後の住宅不動産市場の動きも注目される。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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