マカオ、カラーコピー版の偽札で粉ミルク買い転売…中国本土出身の男逮捕

マカオ司法警察局は4月30日、今年(2019年)2月から4月にかけてマカオの銀行と商店での使用された額面100マカオパタカ(日本円換算:約1400円)紙幣の偽札9枚に関して、紙幣偽造及び偽造紙幣行使の疑いでマカオのホテルに勤務する中国本土出身の男(46)を逮捕、送検したと発表。

警察発表によれば、使用された偽札は番号が「AF014117」と「AK018992」の2つだったとのこと。偽札の発見を受け、捜査に着手し、被疑者の身元の割り出しに成功。その後、4月29日に被疑者が中国本土からマカオへ戻った際、イミグレーション施設内で身柄を確保した。

被疑者は警察の調べに対し、マカオの勤務先のコピー機を使ってカラーコピーしたもので、粉ミルクを購入して中国本土で転売して利ざやを得る目的でやったと容疑を認める供述をしているとのこと。

また、警察がインターポールのマカオ支局を通じて中国本土の公安当局に捜査協力を依頼。広東省珠海市公安局が男の自宅を捜索したところ、60枚の偽造紙幣、額面にして9500香港ドル(約13万5000円)及び2万2200マカオパタカ(約30万5800)分が発見されたという。

被疑者が製造または行使した偽造紙幣(写真:マカオ司法警察局)

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