通関時間臨時延長実施3日間、70万人出入境

4月4日から6日までの清明節連休中、マカオと広東省珠海市を結ぶ關閘・拱北ルートの通関時間を毎日2時間延長する臨時措置が実施され、3日間の入境者数が約72万2千人だったことがわかった。

7日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。關閘・拱北ルートの通常の通関時間は午前7時から深夜0時までだが、清明節連休期間中、朝6時から深夜1時まで、毎日2時間の延長を実施していた。今回、初めての通関時間延長措置となったが、概ね順調な結果となったことから、今後延長恒常化を検討するためのよい材料になったと思われる。

なお、今回の通関延長については実施決定が前日の3日だったことから、マカオ政府では携帯電話のショートメールやメディアを通じての告知を行った。今後、より効果的運用のためには告知時期や方法の改善が検討課題となる。

6日午後5時現在の集計によると、關閘イミグレーションを利用して出入境を行った旅客数は16万人を越え、そのうち入境が8万人(うちマカオ市民3万2千人、本土旅客4万2千人)、出境が8万2千人(うちマカオ市民4万9千人、本土旅客2万8千人)だった。

中国本土からマカオを訪れる旅客の大半が利用する出入境施設、關閘ボーダーゲート(資料)―本紙撮影

中国本土からマカオを訪れる旅客の大半が利用する出入境施設、關閘ボーダーゲート(資料)―本紙撮影

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