現金支給9,000パタカへ増額―2014年度施政報告

マカオ特別行政区の崔世安行政長官は12日午後、立法会で2014財政年度施政報告を行った。「総合力の強化と持続的発展の促進」を2大テーマとして掲げ、民生の向上などに力を注ぐ方針。

報告によると、現金支給などの形で113億パタカ(日本円換算:約1,415億円)を市民に還元する。これまで6年連続で実施してきた市民への現金支給は増額しての実施となり、金額はマカオ永久性居民が9,000パタカ(同約11万円)、マカオ非永久性居民が5,400パタカ(同約6万7千円)となる。このほか、日本の年金制度に相当する公積金個人口座への注入金も通常の1万パタカに加えて7,000パタカを増額(年間)、敬老金も7,000パタカ(月額)へと増額支給となる。さらに、養老金(3,000パタカ)、医療クーポン(600パタカ分)、家庭の電気代補助(毎月1戸あたり200パタカ分)、生涯学習補助(最大6,000パタカ)、学生への各種補助などが盛り込まれた。企業向けでは税の大幅減免措置が継続される。

2014財政年度施政報告を行う崔世安行政長官 (c) GCS

2014財政年度施政報告を行う崔世安行政長官 (c) GCS

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ金融管理局が2月11日に公表した昨年(2024年)12月の住宅及び商業物件向けローン関連統…
  2.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は2月11日、同局が運営する「海事博物館」について、同月19…
  3.  マカオ招商投資促進局(IPIM)は2月11日、国際見本市連盟(略称:UFI、本部:パリ)が同月1…
  4.  マカオは面積約32平方キロ(東京の山手線の内側の約半分に相当)という小さな地域だが、公共路線バス…
  5.  2月10日、マカオ政府のカジノ監理部門、博彩監察協調局(DICJ)新副局長の李錫樵(レイ・シェク…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun