マカオ税関が運び屋の商品ピックアップ拠点を摘発…大量の冷凍牛もつ押収

 澳門海關(マカオ税関)は8月10日、同月9日夜にマカオ半島北部・關閘エリアのショッピング施設内に開設された違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)従事者向けの商品ピックアップ拠点1ヶ所を摘発したと発表。

 關閘エリアは中国本土との主要な陸路の玄関口・關閘イミグレーションに近く、以前から両地の間を往来する運び屋相手のビジネスを行う店舗や倉庫などが存在すると指摘されており、当局が高頻度でパトロールや摘発を行っている場所。

運び屋向けの商品ピックアップ拠点で見つかった冷凍牛もつ(写真:澳門海關)

 税関によれば、このショッピング施設内で小分けにした商品を運び屋にピックアップさせる活動が行われているとの通報を受け、現場に職員を派遣して状況をチェックしていたとのこと。9日午後、運び屋とみられる女1人が現場を出た後、關閘イミグレーションから中国本土側へ向けて出境した際、税関検査場の手荷物検査で冷凍牛もつを所持していたことが判明。運び屋の女(47)は中国本土出身で、税関の調べに対し、牛もつは当該ピックアップポイントで運搬協力費と合わせて受け取ったことを認めたという。

 これを受け、税関では当該ピックアップ拠点に対する摘発を実施。現場にいた責任者のマカオ人の女(35)の身柄を拘束するとともに、冷凍牛もつ約230キログラム、市価約3万5000パタカ(日本円換算:約63万円)相当を押収。冷凍牛もつの輸出に必要な書類はもとより営業許可書類も存在しなかったとのこと。

運び屋向けの商品ピックアップ拠点に対する摘発の様子(写真:澳門海關)

 税関では、運び屋の女と商品ピックアップ拠点の責任者の女の2人を対外貿易法違反で起訴するとともに、海外労働者雇用法にも触れるとして労工事務局が調査を進めており、運び屋の女の身柄は治安警察局の出入境管理部門に引き渡し済みという。

 目下、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2023」を展開する中、税関でも水際での警戒を強化して臨んでいるとし、広く公衆に対して報酬を得て運び屋行為に従事するようなことがないよう呼びかけ、今後も全力で摘発を行うとした。

対外貿易法違反などで起訴された運び屋向けの商品ピックアップ拠点の責任者の女(写真:澳門海關)

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