マカオ司法警察局とカジノ施設警備部門が合同で違法両替ターゲットの取り締まり・防犯パトロール実施

 マカオ司法警察局は1月20日、カジノ施設及び周辺における治安環境の浄化を目的に、カジノ運営企業との「違法両替の抑止と撲滅」共同取り組みの一環として、同月19日午後10時から20日午前5時にかけて、同局の捜査員とコタイ地区にある統合型リゾート(IR)「パリジャンマカオ」併設カジノ施設の警備部門が合同で取り締まりと防犯パトロールを実施したことを明らかにした。

 期間中、違法な外貨両替に従事していた中国人(中国本土居民)10人(男5人、女5人)を逮捕。同局が身元確認及び調査を行った結果、10人全員がマカオで犯罪に関わっていないことが判明したため、治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

マカオ司法警察局とカジノ施設警備部門が合同で展開した違法両替ターゲットの取り締まり・防犯パトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 昨今マカオのカジノ施設内外においては換銭党と呼ばれる違法両替従事者が暗躍し、これにまつわる各種犯罪も頻発しており、警察当局が換銭党を社会及びカジノにおける治安悪化の元凶と位置付け、度々大規模掃討作戦を展開するなど、取り締まりを強化して臨んでいる。

 マカオのカジノでプレイする際には主に香港ドルが用いられることから、中国本土から人民元を持ち込む旅客にとって香港ドルとの両替が必要となるケースがある。

マカオ司法警察局による防犯パトロールで違法両替に従事したとして逮捕された男女ら(写真:マカオ司法警察局)

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