マカオでインフルエンザ流行がピーク期迎える

 マカオ政府は1月13日、インフルエンザの流行がピーク期を迎えたことを受け、関係部門による合同会見を開いた。

 マカオ政府衛生局によれば、直近1週間のマカオにおける1日平均の救急外来受診者数は約1300人(成人1000人、児童300人)。このうち125人(成人と児童の割合はおよそ半々)にインフルエンザ様症状が見受けられ、インフルエンザウイルスの陽性検出率は前週から6.2ポイント上昇の22.3%に上っているとのこと。また、インフルエンザの種類については、A型H1が9割超を占め、中国本土及び香港と状況は似ているという。

 目下、マカオの医療機関における救急外来サービス、病床数はいずれも居民の需要に対応できる状況で、直近1週間の救急外来の診療待ち時間は約1時間、ピーク時間帯で2時間となっており、人手を調整して対応にあたるとした。

 すでにマカオではインフルエンザ流行がピーク期を迎えているが、(月末からの)旧正月(春節)ホリデーに居民の外遊が見込まれることから、以降に一層の感染率上昇が見込まれるとのこと。

 なお、マカオにおける今シーズンのインフルエンザワクチン接種状況について、接種本数は前年同時期より7.4%多い17.4万本に達しているという。参考までに、マカオの人口は約68万人。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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